どうも、こんにちわ!
中小企業診断士が解説する経営攻略メディア『ROWBELLE DESK』です。
〈この記事でわかること〉
マネーフォワードクラウド会計の入力チェックと分析
・残高照合
・推移表
・試算表
・前期比較
・消費税集計
今回は、マネーフォワード会計での月次入力後の
振り返りやチェックポイントを解説していきます☝️
全く確認をせずに、確定申告まで進んでいってしまうと
間違いに気づかないまま数字の管理がぐちゃぐちゃになり、
後々大変なことになりかねないので、
必ずチェックはしていきましょう♪😄
これからソフトを使い始める方も、
既にソフトを使っている方も、
是非一度ご確認ください!
残高照合
まずはじめに、口座の残高照合をしていきましょう!
左端のメニュー「取引管理」→「残高照合」
を開きます🖥
ネットバンキングから取り込んだ口座残高と
会計ソフト上での帳簿で記帳登録してある残高
この2つの残高が一致しているか確認します☝️
一致していないと不一致と表示されるので、
間違いを確認して修正するようにしましょう!
推移表
次に、試算表を確認していきましょう😄
メニュー左端の「会計帳簿」→「推移表」
を開きます🖥
💡豆知識💡
いくつかの帳簿を同時に開いて確認したい場合は
開きたい帳簿をクリックする際に右クリックで
「リンクを新しいタブで開く」を押すと、
複数のタブで開くことができ、行ったり来たりしながら
確認することができるのでオススメです✍️
試算表を開いたら、比較したい期間(◯月〜◯月)
を選択し、検索ボタンを押します☝️
経営者の方が知りたい
損益の情報と業績の推移が
一番わかりやすく確認できるのが「推移表」です😋
最終的な利益に対して税金もかかってくるので、
毎月確認するようにしましょう♪
試算表
推移表と同時に確認したいのが「試算表」です☝️
メニュー左端の
「会計帳簿」→「残高試算表」
で開いてチェックをしていきます。
残高試算表は「貸借対照表」と「損益計算書」
からなるものであり、
集計時の累積額(残高)が確認できます😄
「損益計算書」
に関しては、前述の「推移表」で確認した
ものに近しく、集計期間の合計額が載っているイメージです🖥
よく確認していただきたいのが、
「貸借対照表」の方で、
各勘定科目の残高をひとつひとつ確認していきましょう!
①預金口座
マイナスになっている場合は、連携した口座と仕訳の登録が
不一致になっているので詳細を確認して、訂正しましょう。
②売掛金・買掛金
マイナスになっている場合は、
入金・支払の仕訳だけ計上してあって
売掛金・買掛金の計上がされていない可能性があります。
通常売掛金・買掛金が計上されて、
入金・支払の仕訳で残高が定期的に0になっていきます。
マイナスではないが、定期的に残高が0になっていない場合は
支払漏れ、回収漏れがある可能性があるので要注意です☝️
※振込手数料の登録もれの場合もあります。
③未払金
クレジットカードが連携されている場合は通常残高はプラスになります☝️
クレジットカードから明細を取り込む度に残高はプラスになり、
支払が生じたときにマイナスになるので、
こちらも定期的に残高は0になるはずです😋
給与の場合も給与の登録をして、支払いの仕訳を登録すると
定期的に残高は0になります。
社員別で補助科目を使うと残高が管理しやすくなります🖥
前期比較
次に前年の業績と当年の業績を比較したい時に
確認できるのが「前期比較」です☝️
メニュー左端の
「会計帳簿」→「前期比較」
を開き、会計期間を設定して検索を押すと、
前年同月比で業績を確認することができます😄
①売上や仕入が前年に比べてどのように変化しているか
②原価率や利益率などの構成比に大きな変化はないか
特に構成比が大きく変化している場合は
入力がずれていたり、二重で計上している場合が考えられるので
入力に間違いがないかよく確認しましょう!
粗利の下部分の
経費(販管費)については、
変更事項等なければ前年と同等の金額になるのが通常です☝️
数字上大きな変化が見られる場合は、
経費の使い過ぎであったり、
二重計上になってしまっていたり、
前年はあったのに今年はない等だと
入力のし忘れの可能性も
あるので、しっかりチェックしていきましょう✏️
消費税集計
最後に、「消費税」について確認していきましょう!
メニュー左端の
「決算・申告」→「消費税集計」を開きます🖥
ここでは、課税区分ごとの金額の集計を確認したり、
納税予定の消費税額の予測を立てることができます💡
消費税の予測納付額は、入力が完了している期間を選択し、
「更新」→「予測」のボタンを押すと、
選択期間と同じペースでいくと、このくらいの納付額になる予定
という金額が確認できます☝️
💡注意事項💡
「中間納付」をしている場合や
「2割特例」を適用している場合は
正しい計算ができません。
あくまでも「原則課税」の場合での計算、予測額になります☝️
自社の消費税の計算方法は担当の税理士に確認するようにしましょう!
月次で都度入力を確認し、
消費税の納税額も予測を立てながら資金計画を立てることで
決算の際に、慌てることなく準備することができます☝️
まとめ
今回は
会計入力のチェックのポイントと分析
についてご紹介しました!
マネーフォワードは自動連携など便利な機能がある反面、
放置をしてしまうと帳簿がぐちゃぐちゃになりかねないので、
月次で小まめに確認しながら数字を把握しておくようにしましょう✊
監修:池田 義(中小企業診断士)
学卒後、地方の信用金庫に就職。その後、中小企業診断士を取得し、税理士事務所の取締役に就任。税務、起業支援、IT化等に尽力したのち、自身のコンサルティング会社を起業。
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